犬の嘔吐
犬が黄色い液体を吐き出した時は、胃液だと思うかもしれませんが、この黄色い液体は胆汁液です。
犬の胃液は白い泡のような液体です。
ですので、もし犬が黄色い液体だけを吐いた場合には、胃の内容物が無くなって胆汁液が逆流したと思ってください。
もし吐き出した物に血液が混じっていれば胃炎や胃潰瘍、腫瘍などの病気が疑われます。
また、吐き出した物が茶色になっていれば古くなった血の色ですので、重大な潰瘍や腫瘍の可能性がありますので、すぐに動物病院で詳しい検査を受けるようにしてください。
もし嘔吐や下痢がつづくようなら、胃腸を休ませるためには絶食、絶水をさせる事も時には必要です。
もし絶食、絶水中に喉の渇きを訴えた場合には、胃腸に負担を与えない程度の少量のお水に留めるようにしましょう。
犬は嘔吐が続くと水分が失われますので、それによって体力をどんどん消耗していきます。
ひどい場合には急な血圧低下を招き、ショック症状を起こす事もあります。
犬の嘔吐の原因に多いのは、食べ過ぎや腐敗した食物を食べた事によるものですので、食事や飲水の衛生管理には十分注意が必要です。